こどもたちを対象とした参加型体験学習



「長野の森林を後世に引き継ごう」


活動の目的

 この活動では、子供たちに里山の整備・山仕事の体験を通じて、森林を身近に、そして後世に継承する大切さを実感していただき、さらに、その整備された山から新たな林産物が生まれるという発見と感動を導出することを目的としています。
  長野県長野市の小田切地区をフィールドとし、そこで里山の整備や林産物の生産・調理体験などを行い、そのときの発見や感動などを発信し、森林保全に向けた普及啓発を広めていきます。


活動計画







第1回環境学習会
里山観察会

 青少年錬成センターとその裏山の富士ノ塔山をフィールドに、長野高専の先生や樹木医と歩く、里山観察会を実施しました。
  富士ノ塔山の山道を歩き、周辺の植物や森の生い立ち、鳥や鹿、チョウなど、そこに生息する動物や昆虫の形跡などを観察しました。
  山頂では飯縄山や黒姫高原などの景色を眺めながら、周辺地域の地質や地形の成り立ちなどについてのお話を聞きました。
  また、センターの敷地内でも、幼苗植栽や鳥の巣箱のかけ方などについてのお話を聞きました。
  実際に植物や動物などを観察しながら学習することで、より里山の自然に感心をもっていただけたと思います。

 里山観察会のあとに、青少年錬成センターの敷地内で、きのこの植菌と植栽体験を実施しました。
  きのこの植菌体験では、しいたけ、なめこ、くりたけの植菌を行いました。原木にドリルで穴を空け、そこにきのこの菌がついた「駒」を打ち込み、その原木を菌が繁殖しやすい場所に積むところまで行いました。再来年の秋には収穫できるので、その頃にきのこ狩りときのこ料理のイベントを行う予定です。
  植栽体験は、敷地内の樹木の維持管理、美観的・生態的により優れた自然環境にする目的で行いました。樹林地内の樹木が少ない場所にアゲハチョウの植樹となるサンショウとキハダの苗を植えました。将来、この苗が成長して緑が豊かになり、チョウが遊びに来てくれることを楽しみにしながら植栽しました。
  植菌や植栽の体験を通じて、きのこがどんな場所でできるのか、木はどうやって育つのか、などを知っていただけたと思います。

参加者:35名、うち学生 30名
講 師:松岡保正氏(国立長野高専 環境都市工学科 教授)
    小山明氏(当NPO副理事長、樹木医、環境カウンセラー)


第2回環境学習会
春ふれあい自然体験

 春の植物や鳥などとふれあう自然散策を行う環境学習会を開催しました。
 自然散策では、植物、鳥や虫、環境をテーマに、センター内で見られる樹木や鳥・昆虫などの生き物とふれあったり、雨水ポンプやソーラークッカーなどを使った環境学習を行いました。
 また、昼食事にはセンターの敷地内で採れた山野草の天ぷらやヨモギ餅などをいただき、みなさんに好評をいただきました。

参加者:77名、うち児童・生徒72名
講 師:小山明氏(当NPO副理事長、樹木医、環境カウンセラー)

第3回環境学習会
コア学生の自然体験教室

 夏に向けてのコア学生の自然体験学習を開催しました。
・児童生徒のグループ学習
・学生のグループ学習
・児童生徒のグループに学生が混じりリーダとなるグループ ・情報発信やツールの開発 
 

参加者:16名、うち学生 13名
講 師:堀池政史氏(ながの環境パートナーシップ会議 代表)

第4回環境学習会
夏ふれあい自然体験

 夏の自然を感じ、楽しむイベント「夏ふれあい自然体験」を開催しました。自然散策(夏の虫・鳥・植物・環境)では、センター周辺で見られる夏の植物を見たり、生態系の話を聞いたり、地球温暖化の体験などを行いました。 最後に富士ノ塔山にみんなで登り、長野市とその周りに広がる景色を眺めながら、クイズを楽しみました。


参加者:16名、うち学生 13名
講 師:松岡保正氏(国立長野高専 環境都市工学科 教授)
    小山明氏(当NPO副理事長、樹木医、環境カウンセラー)

第5回環境学習会
木を育て、森を育てる体験学習。間伐体験。

 講習会では森のはたらきや信州の森の現状、気候異変と
温暖化の関わり、地元の木の利用・ペレットの利用により地球温暖化防止、森林保全や地域経済に与える効果などについてお話を聞きました。
 また、体験コーナーでは実際の森に入り、森の手入れとペレットの材料となる木(カラマツ・スギ・広葉樹)の伐採を行いました。

参加者:27名、うち児童・生徒 8名
講 師:杉山要氏(NPO法人信州そまびとクラブ副理事長)

第6回環境学習会
森林整備と木を使う知恵について。ペレットの材料づくり。

 講習会では森への感謝とともに、祖先から地域に伝わってきた木を使い切る知恵と文化についてのお話をしていただきました。
  身の回りにある石油製品の多くが木で代替することができることや、「杉の皮葺き屋根」といった日本人の木を使う知恵などについて学習しました。
 また、体験コーナーではペレットの材料となる木(スギ)を伐り、玉伐りにして皮をむき、斧で割り、チッパー(破砕機)にかけて細かくしました。 森から切り出された木が、徐々に自然エネルギー 「ペレット」へと形を変えていく様子を体験しました。
参加者:21名、うち学生 1名、児童・生徒5名
講 師:原島幹典氏(岐阜県立森林文化アカデミー教授、地域林業研究会代表)
第7回環境学習会
ペレタイザーを使ってペレットを作り出そう。
そして森のエネルギーを実感しよう。
 みんなで伐った木を細かくしたものを、乾燥機で乾燥し、ペレタイザーでペレットにしました。温風で吹き上げられ乾燥される木屑をガラス越しに見て、その木屑をペレタイザーに入れて、出て来たまだ熱いペレットをみんなで袋に積めました。
  それをセンターのロビーに設置されている信州型のペレットストーブに入れ、燃してみました。

参加者:26名、うち児童・生徒4名

 

特定非営利活動(NPO)法人 CO2バンク推進機構
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